2016.7.31 DA小坂
日付: 2016年7月31日 カテゴリ:DA小坂のブログ
草津市のжЇеЊ»иЂ…жЈ®жЇз§‘医院です。イオンモール草津に開иЁгЃ—、個室の診療室をиЁгЃ‘гЃ¦гЃ„гЃѕгЃ™гЂ‚
2016.7.31 DA小坂
日付: 2016年7月31日 カテゴリ:DA小坂のブログ
日付: 2016年7月31日 カテゴリ:DH上内のブログ
2016.07.30
草津 森歯科医院 高田
こんにちは☆
お口の中は常にツルツルでいたいですよね。
でもいつの間にかザラザラヌルヌルになっていませんか?
舌で歯の表面を触ってみてください
歯みがき後、歯の表面はツルツルしていますよね?
しばらくするとぬるっとした感じがしませんか?
寝る前に歯みがきしたのに朝起きたら・・ってことないですか?
その原因は歯の表面が膜で覆われるためです。
この膜は、だ液から分泌される「ペリクル」と呼ばれる歯の表面をおおうタンパク質の膜です。
「ペリクル」には歯の表面に密着し、歯を細菌などから守る働きがあり、
歯の表面からカルシウムやミネラルが溶け出すのを防ぎ 歯の石灰化を助けるという働きがあります。
と、同時に細菌や「ステイン」を付着させてしまいます。
「ステイン」は歯みがきをすることで、歯の表面の「ペリクル」と一緒に剥がれ落ちます。
しかし、数時間もすると「ペリクル」は歯に付着してしまいます。
それを、そのまま放置すると歯の表面に残った「ステイン」が沈着します。
さらにそのまま歯みがきをしない時間が続くと
歯石がたまって歯がざらつきます。
ザラザラになった表面には余計に「ステイン」は沈着しやすくなります。
飲食後は必ず歯をみがき「ステイン」の沈着を防ぎましょう。
日付: 2016年7月30日 カテゴリ:DA高田のブログ, プラークコントロール
2016年7月26日 滋賀県 草津市 森歯科医院 院長 森光伸
2016年7月13日にMonic Clubにて講演した「血栓の基礎知識と抗血栓療法患者の抜歯に関するガイドラインの報告 – 2015年版&2010年版の概要 – 」の概要を4部にわけて報告いたします。
2. 抜歯時ワルファリンを中断した際に合併症が起こるか?その対応はどうするか? (推奨グレードA);ワルファリンを抜歯時中断した場合に約 1%に重篤な血栓・塞栓症が発症。そのほとんどが死亡。(エビデンスレベルI)。血栓・塞栓症が発症した場合は血管内科、神経内科、循環器科、脳神経外科などによる緊急的な血栓溶解療法と共に血栓・塞栓症発症臓器の障害に対する治療が行われる(エビデンスレベルI)
3. ワルファリン継続下に抜歯可能なINRは? (推奨グレード B);欧米の論文; INR 値 4.0(または 3.5)までなら普通抜歯は可能( エビデンスレベル I )。日本人を対象とした研究の結果; INR 値3.0以下であれば継続投与下に普通抜歯可能(エビデンスレベルIV a)。ただし, 埋伏歯や粘膜骨膜弁を形成し骨削除を行うような難抜歯に関してはエビデンスの高い論文が少ないので慎重に対応する。
4. ワルファリン継続下に抜歯を行う場合のINR の測定タイミング?( 推奨グレード B);
24 時間以内、少なくとも72 時間前の INR 値を参考に抜歯を行う( エビデンス レベル I )
5. ワルファリン継続下で行う抜歯の侵襲度?難抜歯、多数歯抜歯、埋伏智歯抜歯は可能か? (推奨グレード C1);原疾患の抗凝固療法が治療域にあれば通常抜歯(1 ~3歯の普通抜歯および少数の難抜歯)を行っても術後出血が発生することは少ない(エビデンスレベルIV a).。埋伏智歯の抜歯についても術中、術後出血の発生かは必ずしも高くはない。十分な局所止血処置を行うことが必要である (エビデンスレベルIV
a)。
6. ワルファリン服用患者の抜歯時に抗菌薬を使用しても術後出血は増加しないか? ( 推奨グレード C1);抜歯にあたり感染性心内膜炎予防のために抗菌薬を1 回のみ投与してもINR
値は変動せず術後出血は増加しない。ワルファ
リン投与量を変更する必要はない(エビデンスレベルI)。一定期間抗菌薬を投与する場合は INR 値は上昇し、術後出血の危険性が増加するので注意が必要 (エビデンスレベルIV b)。
7. ワルファリン服用患者の抜歯後に鎮痛薬として非ステロイド性抗炎症薬やCOX-2阻害薬を使用しても術後出血は増加しないか? (推奨グレード C1);鎮痛薬 NSAIDs を使用;出血性合併症が増加(エビデンスレベルIV
b)。アセトアミノフェン(2 〜4g/ 日);INR 値は上昇(エビデンスレベルIV
b)。COX-2 阻害薬;NSAIDs と同程度に出血性合併症 増加(エビデンスレベルIV
b)。抜歯後にNSAID s や COX – 2 阻害剤は原則的に投与すべきではないが、投与に際しては慎重に行うことが必要。
8. 抗血小板療法の抜歯時のモニタリングに適する検査は? (推奨グレード C1);抗血小板療法患者の抜歯時のモニタリングに適切な検査はない(エビデンスレベルIV
b)。ワルファリン療法のモニタリングは INR が主流。
9. 抗血小板薬継続下で行う抜歯の侵襲度?難抜歯、多数歯抜歯、埋伏智歯抜歯は可能か? (推奨グレード
B);医科主治医より原疾患が十分コントロールされていることが確認されれば、抗血小板薬継続下で普通抜歯、難抜歯は可能である(エビデンスレベルII)。可能な抜歯本数についての明確な報告はないが少数の抜歯で重篤な術中出血、術後出血は報告されていない(エビデ ンスレベルII)。 埋伏歯智歯の抜歯に関しても、適切な局所止血を行えば重篤な術中、術後の出血をきたすことはないとされている(エビデンスレベルIV
a).しかしながら、埋伏智歯の抜歯は術後の腫脹,、皮下出血等の程度が高くなり注意が必要である(エビデンスレベルVI)。
10. 抗血小板薬を継続した場合外来で抜歯可能な症例の基準はあるのか? (推奨グレード
B);医科主治医により原疾患が十分コントロールされていれば外来で抗血小板薬継続下で1本の普通抜歯、難抜歯、多数歯抜歯は可能である (エビデンス レベルII)。埋伏智歯の抜歯も適切な局所止血を行えば外来で可能(エビデンスレベルIV
a )。しかしながら、埋伏智歯の抜歯や口腔内の複数のブロックに及ぶ多数歯抜歯の術後の出血リスク高く、また外科ストレスが大きく原疾患に関わる合併症を惹起することが懸念されるため、専門医療機関で行うことが望ましい(エビデンスレベルVI)。
11. 抗凝固薬継続下の抜歯の際に局所止血処置にて止血困難な出血時の対応はどうするか? (推奨グレード
C1);<ワルファリン> INR の測定。ワルファリン療法の減量や中止。ビタミ ンKの投与。新鮮凍結血漿、乾燥ヒト血液凝固因子第IX因子複合体製剤、遺伝子組み換え第VII因子製剤の投与
(エビデンスレベルV)。<ヘパリン>ヘパリン減量や中止。硫酸プロタミンによる中和(エビデンスレベルV)。
12. 出血性合併症への対応;クラスI;1.出血性合併症に対する一般の救急処置。2 .ワルファリン投与中の出血性合併症の重症度に応じたワルファリン減量または中止(重症度が中等度か重度)と必要に応じたビタミンK
投与。3 .ヘパリン投与中の出血性合併症の重症度に応じたヘパリン減量や中止、および硫酸プロタミンによる中和。 クラスII a; 1 .早急にワルファリンの効果を是正する必要がある場合の新鮮凍結血漿や乾燥ヒト血液凝固第IX因子複合体製剤の投与. 是正効果は乾燥ヒト血液凝固第IX因子複合体製剤の方がはるかに優れている。2 .乾燥人血液凝固第IX因子複合体製剤によって是正された
PT-INR の再上昇を避けるための乾燥ヒト血液凝固第IX因子複合体製剤とビタミンK 併用投与。 クラスII b;1 早急にワルファリンの効果を是正する必要がある場合の遺伝子組み換え第VII因子製剤の投与。
13. 大手術時の対応; 大手術の術前 3 ~ 5 日までのワルファリン中止と半減期の短いヘパリンによる術前の抗凝固療法への変更。ヘパリン(1.0~2.5万単位/日程度)を静注もしくは皮下注し、リスクの高い症例では活性化部分トロンボ時間(APTT)が正常対照値の1.5
~ 2.5 倍に延長するようにヘパリン投与量を調整する。術前 4 ~ 6 時間からヘパリンを中止するか、手術直前に硫酸プロタミンでヘパリンの効果を中和する。いずれの場合も手術直前にAPTT を確認して手術に臨む。術後は可及的速やかにヘパリンを再開する。病態が安定したらワルファリン療法を再開し、PT-INRが治療域に入ったらヘパリンを中止する。大手術の術前 7 ~ 14 日からのアスピリン、チクロピジンおよびクロピドグレルの中止、3日前からのシロスタゾール中止。その間の血栓症や塞栓症のリスクが高い症例では脱水の回避、輸液、ヘパリンの投与などを考慮する。緊急手術時の出血性合併症時に準じた対処。
日付: 2016年7月26日 カテゴリ:Monic Club(院内講演会)一覧, 院長ブログ
2016年7月24日 滋賀県 草津市 森歯科医院 院長 森光伸
2016年7月13日にMonic Clubにて講演した「血栓の基礎知識と抗血栓療法患者の抜歯に関するガイドラインの報告 – 2015年版&2010年版の概要 – 」の概要を4部にわけて報告いたします。
一般的な抗血小板薬について
抗血小板(薬)療法;・ 血管が閉塞されないように血栓形成を抑制する薬と療法・ 血小板凝集を阻害し、白色血栓を阻害する薬剤・ 動脈硬化巣での血栓形成を防止する。狭心症、心筋梗塞、脳梗塞など動脈で起こる血栓症に適応
<抗血小板薬の種類;薬理別分類>
1) トロンボキサンやプロスタグランジンに関与する薬剤;・アスピリン、バファリン、バイアスピリン
アスピリンは抗炎症薬として1899 年に市場に出てから100 年以上を経ている。約50
年前には抗血栓作用も示唆され、現在では抗血小板薬の中ではアスピリンの費用対効果が最も安価で100 年以上の試練に耐えてきた薬剤て、アスピリン以外の抗血小板薬は常にアスピリンと比較してより高い有用性が求められるようになっている。アスピリンはヘパリンとともに現在の冠動脈疾患の内科的薬物療法やインターベンション療法に必須の基本的な薬物 。血小板の働きを活発化するために必要なトロンボキサンA2を作るシクロオキシゲナーゼ(酵素)の働きを抑えることによって、血小板同士の結合、血小板の働きを活発にする物質の放出を抑える。
・プロスタグランジン製剤;PGE1誘導体製剤;・リマプロストアルファテクス(オパルモン®、プロレナール®)脊柱管狭窄症で用いられることがある。PGE2誘導体製剤;・ベラプロスト(ドルナー®、プロサイリン®)が経口剤。 肺高血圧症にも適応
2) cAMP濃度とカルシウムイオン濃度に関係する薬剤
1.チエノピリジン誘導体;・塩酸チクロピジン(パナルジン®);
血小板減少症(TTP)や肝障害を注意深く観察していく必要がある。脳梗塞、くも膜下出血後の合併症予防に用いられることがある。・クロピドグレル(プラビックス®); 副作用少ない。虚血性心疾患やアテローム血栓性脳塞栓でも用いられる。 クロピドグレル、チクロピジンは血小板同士の結合を促す物質(ADP)が血小板表面にある受容体へ結合するのを抑え、血小板の働きを抑制。・プラスグレル(エフィエント®); クロピドグレルを上回る心血管イベント抑制効果
?
2. PDE3阻害;・シロスタゾール(プレタール®);
心原性脳梗塞症の他、閉塞性動脈硬化症の疼痛改善効果も報告されている。ホスホジエステラーゼを阻害すると細胞内の環状アデノシン一リン酸濃度が上昇し、血小板が凝集しない。副作用として心拍数が増え、それを動悸と感じる場合がある。除脈の患者には有利に働く。
3. 5−セロトニン受容体2拮抗剤;・塩酸サルポグレラート(アンプラーク®); 血小板に存在し、血栓ができるときに凝集を促進する、5-HT2受容体の拮抗剤。
3) 血小板凝集に関わる受容体グリコプロテイン IIb/IIIaを遮断する薬
引用文献)循環器疾患における抗凝固・抗血小板療法に関するガイドライン;循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2008年合同研究班報告の2015年10月改新版);合同研究班;日本循環器学会、日本冠疾患学会、日本胸部外科学会、日本血栓止血学会、日本小児循環器学会、日本神経学会、日本心血管インターベンション学会、日本人工臓器学会、日本心臓血管外科学会、日本心臓病学会、日本脳卒中学会、日本脈管学会、日本臨床血液学会
日付: 2016年7月24日 カテゴリ:Monic Club(院内講演会)一覧, 院長ブログ
2016.7.23 滋賀県草津市 森歯科医院 DH川内
口は食べ物の入り口です。ひとたび、口の動きが十分でなくなったり、口腔の清掃を怠たったりすると微生物の数が著しく増加し、とくに体が抵抗力を弱めた時に、病気を引き起こすことがあります。
近年、高齢者に見られる誤嚥性肺炎がそのうちの一つで、死因の上位にランクされる病気です。誤嚥性肺炎は、口腔を清潔に保つことで予防が可能なことが知られており、口腔ケアが重要とされています。
口腔ケアによって肺炎の発症は約半分に減らすことが出来ることが知られています。口腔ケアで肺炎予防、口腔ケアで寝たきり防止!ぜひとも実践したいものです。
日付: 2016年7月23日 カテゴリ:DH川内のブログ
歯ぎしりや食いしばりを無意識のうちに歯や顎に約50キロの力がかかっています。
日付: 2016年7月23日 カテゴリ:●予防●, DH井花のブログ
2016年7月17日 滋賀県 草津市 森歯科医院 院長 森光伸
2016年7月13日にMonic Clubにて講演した「血栓の基礎知識と抗血栓療法患者の抜歯に関するガイドラインの報告 – 2015年版&2010年版の概要 – 」の概要を4部にわけて報告いたします。
一般的な抗血栓療法の概要、特に抗凝固療法について
<抗血栓(薬)療法の種類>
1. 抗凝固(薬)療法、 2. 抗血小板(薬)療法、 3. 血栓溶解(薬)療法
<抗血栓(薬)療法の目的と機序>
1. 抗凝固(薬)療法;
・血管が閉塞されないように血栓形成を抑制する薬と療法
・ フィブリン形成を阻止し、赤色血栓を阻害する薬剤
・ 人工弁置換術後、心房細動、深部静脈血栓症、肺梗塞など血流の乱れや鬱滞による血栓症に適応
2. 抗血小板(薬)療法;
・ 血管が閉塞されないように血栓形成を抑制する薬と療法
・ 血小板凝集を阻害し、白色血栓を阻害する薬剤
・ 動脈硬化巣での血栓形成を防止する。狭心症、心筋梗塞、脳梗塞など動脈で起こる血栓症に適応
3. 血栓溶解(薬)療法;すでに形成された血栓を溶解除去する薬と療法
<抗凝固薬の種類>
1
. ビタミンK依存性凝固因子合成阻害薬;・クマリン誘導体・ ワルファリン、アセノクマロール、フェニンジオン・ 凝固因子のうち第II因子 (プロトロンビン)、第VII因子、第IX因子、第X因子合成の補因子 ビタミンKに対する拮抗作用により抗凝固作用をもつ。・ 効果が最大になるまでに投与開始から48ー72時間かかる。・即効性を求めるならばヘパリンの併用が望ましい。・抗凝固効果の判定と出血危険性を判定するため、定期的にPTINR時間を測定する必要がある。
2
. 直接トロンビン阻害薬;・トロンビンの競合阻害作用を持ち,フィブリノゲンのフィブリンへの転換を抑制。・ダビガトラン;経口投与。ワルファリンのような定期的効果判定の必要がない (裏を返せば、効果判定の手段がないともいえる)。・アルガトロバン;経静脈投与
3. 第Xa因子阻害薬;トロンビンの活性化を促進する第Xa因子 (活性化第X因子) を阻害する物質。補因子なしに阻害する直接阻害薬と、補因子としてアンチトロンビンIIIを必要とする間接阻害薬がある。
3-1直接第Xa因子阻害薬;経口投与;・リバーロキサバン・エドキサバン・アピキサバン
3-2間接第Xa因子阻害薬;皮下投与;・フォンダパリヌクス
4. ヘパリンとヘパリン類似物質;・ヘパリン;豚や牛の腸から抽出される。アンチトロンビンIIIの活性作用により抗凝固作用を持つ。血管内投与を行う。
5. 体外で用いられる抗凝固薬;目的1.血漿と血球を分離。2. 液体としての流動性を残す。3. 血液凝固因子を消費させない
・EDTA ; 二価の金属イオン(カルシウムイオンもこれである)をキレートする。
・クエン酸 ; クエン酸三ナトリウムとして用いられ、カルシウムイオンと結合する。
・シュウ酸 ; クエン酸と同様。
・フッ化ナトリウム ; NaF。カルシウムイオンと結合。解糖系を阻害するので血糖測定に用いられる。
・ ACD ; Acid Citrate Dextrose
Solution。クエン酸とデキストロースを含む。輸血用保存血液に添加される。
<他薬との飲み合わせ>
ワルファリンで相互作用を起こす代表的な薬;
・作用増強;抗生物質・解熱鎮痛剤など
・作用減弱;ビタミンKの含まれる薬、(骨粗鬆症治療薬の一部)、抗てんかん薬など
<抗凝固薬の利用法>
・体内投与;血栓塞栓症の治療と予防。カテーテルの閉塞防止。
・体外投与;人工透析装置や人工心肺装置の体外回路の凝固防止。輸血用血液の保存。血液検査。
引用文献)循環器疾患における抗凝固・抗血小板療法に関するガイドライン;循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2008年合同研究班報告の2015年10月改新版);合同研究班;日本循環器学会、日本冠疾患学会、日本胸部外科学会、日本血栓止血学会、日本小児循環器学会、日本神経学会、日本心血管インターベンション学会、日本人工臓器学会、日本心臓血管外科学会、日本心臓病学会、日本脳卒中学会、日本脈管学会、日本臨床血液学会
日付: 2016年7月17日 カテゴリ:Monic Club(院内講演会)一覧, 院長ブログ
3)血栓症;その線溶作用が働かずに血栓が肥厚し、血管を塞ぐと、血栓下位の部位で虚血や梗塞が起こる。(脳梗塞、狭心症、心筋梗塞、深部静脈血栓症、など)
4) 血栓塞栓症;血栓がはがれて別の場所の血管をふさぐこと(肺塞栓症など)
<血栓形成の三要因 >
1.血管内皮細胞の傷害;動脈性血栓;喫煙や高脂血症症、高血圧症、肥満、糖尿病などが原因で血管内皮細胞が傷つき、そこから血栓が生じる。
2.血流の緩慢;静脈性血栓;ギプス固定や長時間の同じ姿勢による血管の圧迫、血流の緩慢または停止した場所や、動脈瘤、静脈瘤、心臓内など血流が渦巻く場所に血栓が生じやすい。
3.血液性状の変化(粘稠度の増加、繊維素溶解活性低下、血液凝固因子の増加);動静脈血栓;高脂血症や脱水症状時、妊娠・出産時、老齢などでは血液成分が変化しているため血栓が生じやすい。
< 血栓形成の主因子>
フィブリン産生に関わる凝固系と血小板
生体内には血小板のみでできた血栓、フィブリンのみでできた血栓は存在せず、凝固カスケードと血小板は連動して血栓を形成している
<血栓の種類>
1) 赤色血栓 ;主に静脈内に出来る血栓。赤血球がフィブリンの中に多く取り込まれるため赤く見える。機序は血液凝固反応が関わっている。動脈原性塞栓などに多い。
2)白色血栓 ;主に動脈内に出来る血栓。主に血小板が関わっている。閉塞性動脈硬化症、バージャー病などに多い。
3) 混合血栓 ;白色血栓、赤色血栓両方が混在している。高脂血症などに多い。
4) 血小板・フィブリン血栓・硝子様血栓 ;フィブリンと少量の血小板が主に関わっている。火傷、伝染性疾患時に小血管や毛細血管にみられる。
日付: 2016年7月16日 カテゴリ:Monic Club(院内講演会)一覧, 院長ブログ
日付: 2016年7月14日 カテゴリ:DAなつきのブログ