前回は歯のエナメル質の脱灰についてお話しました。
今回は・・・
フッ素の作用について
フッ素がエナメル質(ハイドロキシアパタイト)にふれると、フルオロアパタイトを作り、エナメル質の結晶が硬く丈夫な強いものに変化し、その結果むし歯の原因菌に対する抵抗性が高くなります。
むし歯になりかかった部分にはフッ素が取り込まれ易く、その弱い部分を修復する現象(再石灰化)を促し、虫歯の進行をおさえます。
むし歯は、虫歯の原因菌のつくり出す酸によって発生しますが、フッ素は、その原因菌の働きを弱めます。
以上のフッ素の働きにより、歯は虫歯になることから守られます!
文責:日影
画像引用
http://www.technex.co.jp/tinycafe/discovery09.html