2012年12月22日 森歯科医院 院長 森光伸
完全に保険診療のみで治療した全顎治療の1例-Part1(開院第一号来院者の症例)
この来院者様は当院開院当日の2010年2月2日に初診来院いただきました。主訴は多数歯の動揺と歯肉腫脹です。初診時は歯周病のため歯がぐらぐらで多数歯の抜歯が必要かと思いました。しかし、歯周治療を行った結果、歯の動揺もおさまり、歯を温存して補綴治療をすることができました。
治療期間は約1年です。3年経った今も歯周組織はよい状況を保っていただいており、禁煙され歯の着色もなく、補綴直後の状況を保っていただいております。
これは第1号来院者が当院を信頼いただいたからこそできた症例ではないかと思っております。自費診療を混ぜればもっと審美性のよいものもできたかもしれませんが、保険診療でも関係がよければこれくらいのことはできるのです。
以下、歯周治療後の写真と補綴後の写真を提示します。(残念ながら初診時の写真はございません。)
歯周治療後で補綴術前
上顎補綴終了(下顎は未治療)
下顎補綴終了(初診から約1年経過)
補綴術前(上顎咬合面と下顎咬合面)
補綴術後(上顎咬合面と下顎咬合面)