H26年2月27日
本日はみなさんに日本人の歯への意識についてお話します。
日本での歯医者での治療を受ける際、ほとんどの方が保険制度を利用され当日の診療費は3割負担です。国民皆保険制度といい、厚生労働省が診療報酬という名称のもと医療費を全国一律に決めいます。
欧米では日本のような国民皆保険制度のない国が多く自己負担で全額支払うか民間の保険に自身で加入するかしか方法はありません。
そのため診療の負担金が大きいのです。実際海外で歯医者に行った方のお話を聞いたことがありますが、詰め物やかぶせ物に何十万とかかると聞いて大変驚きました。
そのためか欧米の方は歯科予防への意識が大変高いようで虫歯や歯周病にならないためにセルフケアを怠らないそうです。歯医者に行くのは虫歯の治療のためではなく歯石取りなどのケアのためだそうです。
そして銀歯が口に入っていることもあまり好まれないようで白いもので治すことが多いし、矯正やホワイトニングもより一般的です。
欧米では日本は保険制度が整っているためか歯への意識が少し低いという印象のようです。最近では当院に来て下さる方々も定期的に歯石取りのためだけに来院されている方もたくさんいらっしゃりますし、ドラッッグストアに行くとお口のケアグッズの特設コーナーがあったりと日本人の意識も変わってきているのを感じます。
ここまで長くお付き合いありがとうございました。
さてあなたはどちらですか?痛くなってから行く派?予防的にケアに行く派?
森歯科医院 ユミコ