2015年9月30日 滋賀県 草津市 森歯科医院 院長 森光伸
先日、琵琶湖の北端にある海津大崎で日の出を観てきました。海津大崎は桜の季節には多くの観光客で賑わいます。しかし、少し肌寒くなってきたこの季節のこの時間帯は厳かで静粛な雰囲気でした。
秋のすすきと波のない湖水は「静」。その水面を飛び交う水鳥と昇る太陽は「動」。また、水鳥が湖水面に降りると波紋ができ、「静」から「動」に変わります。まるで、太陽が湖面に波紋を作っているように見えます。絶妙のコントラストで神々しく、平静感を取り戻します。
琵琶湖には竹生島、沖の島、多景島の3島がありますが、写真右手に見える瓢箪型の島は神が鎮座する竹生島です。
私のこどもの頃、NHKの人形劇『ひょっこりひょうたん島』が大人気番組でした。この竹生島はまさに『ひょこりひょうたん島』と同じ形をしていて、私は竹生島のことを「ひょうたん島」と呼んでいました。『ひょっこりひょうたん島』は遠くにいってしまいましたが、琵琶湖の「ひょうたん島」は今も身近なところにあり、私の成長を見守ってきてくれました。