Monic Club 《4月》

2015 4 18 歯科衛生士 船田

今月のモニックのテーマは歯科衛生士の森たかこさんによる”レントゲンを学びましょう”についてでした。

私たちは患者さまの診断をより正確かつ的確にできるように治療を開始する前にさまざまな検査をさせていただいております。

それで診断の重要な資料となるのがレントゲン写真となります。

 

痛みの原因が虫歯であってもお口の中を見てすぐに判断することが困難なケースもあります。詰め物の中で虫歯が進行していることや、見た目は穴があいていなくてもエナメル質の中で虫歯が大きく進行していることもあります。

また、歯周病の進行度を判断するのにも重要な資料となります。実際に歯茎の検査をしても歯茎の中の骨の状態を目で見ることは困難です。見た目や歯周ポケット測定での診断以上に歯周病が進行している場合もあるからです。

つまりレントゲンは私たちの目で見えない歯の中の状態や骨の状態を知ることができる画期的な診断資料の一つです。

 

当医院で使用しているレントゲン写真は主に2種類です。

お口の中全体(顎全体)を撮影するパノラマエックス線写真、部分的に撮影する(1?3歯)歯科用(デンタル)エックス線写真。

パノラマエックス線写真は大まかな歯の状態や、骨吸収または骨の異常、下歯槽神経の位置や親不知の有無、間接頭の形態などを判断するのに役立ちます。

デンタルエックス線写真はより鮮明な画像が得られるのでパノラマでは確認しずらい小さい虫歯、隣接面にできた虫歯、歯の根にできた病巣の大きさなどを診断するのに重要なものとなります。

しかし、撮影方法や撮影する位置づけが的確でないと、その資料も充分な診断資料とはなりません。また治療前、治療後の比較や病状の経過を判断するためには同じ条件で同じ位置づけをし、正確に比較ができる撮影を行わなければいけません。撮影するスタッフがそれぞれ違えば撮影方法が違うということでは話にならないのです。

これからも患者さまの診断をより正確に行い、重要な資料として役立てるよう撮影方法にも力を入れて丁寧な診療を志せるようスタッフ一同頑張っていきたいと思います。

1429767627490.jpg

滋賀県草津市 歯医者/歯科 森歯科医院

日付:   カテゴリ:DH船田のブログ, HOT NEWS☆, Monic Club(院内講演会)