歯周病とタバコについて

2016.9.21  滋賀県草津市 森歯科医院 DH川内


こんにちは!今回は歯周病とたばこについてお伝えします。

タバコの煙には数千もの化学物質が含まれていて、そのうちニコチンや発癌性物質などの有害物質は200とも300とも言われます。タバコを吸っていると歯肉の腫れや出血が見た目上抑えられ、患者さん自身が歯周病に気づきにくくもなります

タバコの煙に含まれる「一酸化炭素」は組織への酸素供給を妨げ、「ニコチン」は血管を縮ませるので、体が酸欠・栄養不足状態になります。

ニコチンは体を守る免疫の機能も狂わせます。病気に対する抵抗力が落ちたりアレルギーが出やすくなります。更に傷を治そうと組織を作ってくれる細胞(線維芽細胞といいます)の働きまで抑えてしまうので、手術後も治りにくくなります。

ですので、歯周病の治療を行っても、結果がよくないことが多いです。


禁煙するとどんな効果が?

禁煙することで、この危険性が下がっていくことも解っています。

「歯周病にかかりやすさ」は4割も減ります。手術後の治療経過も禁煙者は非喫煙者とほとんど差が無くなります。

ちなみに他の病気でも、肺癌にかかる危険は喫煙者では非喫煙者の4.5倍ですが、禁煙すると4年で2.0、5年で1.6、10年で1.4倍と着実にさがってきます。

歯と歯茎、全身のためにも禁煙をお勧めします!!


滋賀県草津市 歯医者/歯科 森歯科医院

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