２０１５．５．６ 歯科衛生士 高井
日頃、患者さんと接していて、患者さんからの質問で多いのが
「やっぱり電動歯ブラシっていいの？」ということ。
一概に 良い！とも 悪い！とも言えないご質問・・・
なぜなら、使用する方のお口の中の状態、歯磨きの癖、歯磨きに対する熱意など
様々なことが、当然みなさん異なります。
そして、電動歯ブラシにもたくさんの種類がありコストも安価の物から高価な物まで様々。
私がおすすめするのは、電動歯ブラシではなく “まずは手用歯ブラシで磨けるテクニック”を身に付けること。
クリーニング前に、患者さんと磨き残しチェックをしていて、残った汚れ（歯垢・プラーク）を見て患者さんが驚きます。
「電動歯ブラシを使っているのに、全然磨けていないんだね。」とガッカリの様子。
要するに、高価な歯ブラシを使用していても、お口の状態に合っていなければ、効果がありません。
高価な歯ブラシを使用していても、使い方が誤っていれば、効果がありません。
「電動歯ブラシは勝手に動いてくれるから、ついつい磨いた気になっていたよ」
“磨いている”のと”磨けている”のは違いますからね。
ご自身の歯や歯茎の状態に合う手用歯ブラシで力の強さや歯ブラシの動かし方に注意することで
電動歯ブラシに頼らなくても、しっかり磨けるテクニックが身に付くでしょう。
電動歯ブラシは楽に磨けるので、時間がない時や、疲れている時には最適なアイテムです。
手用歯ブラシと電動歯ブラシを使い分けるのも１つの方法ですね。
患者さん一人ひとり、性格や生活背景も異なるので、その方にピッタリのケア方法を相談し提案できたらな♪と思います。
