誤嚥性肺炎

2016.8.21  滋賀県草津市 森歯科医院 DH川内


誤嚥(ごえん)とは、口の中や胃の中のものが誤って気管に入ることです。
通常、口から入ったもののうち食べ物や飲み物は食道へ、空気は気管へと、上手に振り分けられます。しかし、食道と気管は隣り合っているため、時には誤って食道へ送られるべきものが気管に入ってしまうことがあります。また、寝ている間に、唾液や胃液が少しずつ気管の方へ流れ込むこともあります。
その気管に入ってしまった異物に含まれる細菌が原因で肺炎になることがあり、これを「誤嚥性肺炎」といいます。

高齢者で起きやすい

 異物(口の中の細菌)が気管に入った場合、若い健康な方ならば、咳をして外に出したり、気管の粘膜の繊毛活動で外に排除されます。しかし、高齢者は異物を排除する力が低くなっているため、異物が気管に入ったままになりやすく、さらに抵抗力や免疫力が下がっていることなどもあり、誤嚥性肺炎になりやすいといわれています。また、脳梗塞などの脳血管障害がある場合も誤嚥が起こりやすくなります。

歯磨きやうがいをして、口の中をいつも清潔に保つようにしましょう




滋賀県草津市 歯医者/歯科 森歯科医院

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